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    院長の独り言 168

    2018年3月15日
    By staff
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    みなさんこんにちは!!
    札幌市は東区にある栄町消化器・内視鏡内科クリニック 院長の独り言です。

    ここ数日でだいぶゆきも溶けてきましたね。

     

    夜になって冷え込むと路面はつるつるなので油断されませんように。

     

    さて,昨日は水曜日。

     

    診療は午前中で終了し,定例の勉強会を開催しました。

     

    今回はおそらく4月に発売されるであろう,新しい下剤の勉強会。

     

    2017年には便秘のガイドラインもやっと刊行され,昨今は治療方針がかわってきているところです。

     

    当院にも便秘の方が多くご来院されます。

     

    その中で刺激性の下剤は下剤自体が便秘の原因となることがわかったため最近はあまり使用されません。

     

    先日の報道でもだんだん耐性ができて大量の下剤を服用(90錠とか)なんていわれていました。

     

    基本はマグネシウム製剤をはじめとする緩下剤,整腸剤を主流に用いますが,腎障害のある場合は悪化の危険があるため,変えます。

    その場合は現在は2種類の非刺激性の下剤が使用できますが,いずれも小腸の上部で腸管内に水分をひっぱってきて自然排便を促すものです。

     

    今回の下剤は胆汁酸トランスポーターをブロックする全く新しい作用機序の下剤です。

     

    われわれは胆汁酸という脂肪を溶解するときに働く酵素(肝臓で作られ,胆のうでためられ,食事が腸に入ると大量に放出されます)があるわけですが,多くは回腸末端(大腸と小腸の境目)で再度腸から吸収され,肝臓に戻っていきます(腸肝循環)。

    この戻る胆汁酸をブロックし腸内での胆汁酸を増やそうという下剤になります。

     

    胆汁酸が大量に腸管に存在した際のトラブルなど長期の安全性はまだ確立されていませんが,上記の二つの下剤とことなり,若干腸管を刺激する作用もあるようなので,コントロールが難しい場合は効果がでてくるかもしれません。

     

    市販の下剤を服用されている方,便秘でお困りの方は是非ご相談にいらしてください。

     

     

     

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