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    院長からのご挨拶

    こんにちは!!栄町消化器・内視鏡内科クリニック 院長です。
    早いもので2017年4月に開院して2年が経過しました。ここ1年の出来事としては2018年9月6日北海道胆振東部地震からのブラックアウトは忘れられないものとなりました。
    女子カーリングの初メダルと「そだね~」の流行語大賞,北海道知事の交代,苫小牧IR誘致の提案,そして平成の終わり・・・様々なことがおこった1年でした。
    医療も日進月歩です。私が医師になりたての20年前と現在では治療法もかわっていますし,新しい臨床データや基礎研究から近年も新たなガイドラインや情報がもたれされています。
    特にここ数年で治療法,薬剤の選択がかわったのが,便秘,感染症,眠剤・安定剤です。
    便秘では,従来は腸蠕動が弱いと刺激性下剤がよく用いられていましたが,刺激成分とくにセンナが薬の耐性ができ,さらに頻用すると腸管メラノーシスといって腸自体の活動を衰えさせてしまうため,連日服用はあまり推奨されていません。欧米ではルビプロストンなどの非刺激性下剤が主に用いられますが,高価なため,日本では酸化マグネシウムが最初につかわれます。しかしマグネシウムが貯蓄してしまう危険もあり腎障害患者さんでは用いられません。現在日本では非刺激性下剤には3種類+αが市場にでており,それぞれ合う患者さん合わない患者さんがいるためうまく使い分けています。
    感染症では主に「風邪」ですが,以前は風邪=なんでもかんでも抗生剤,予防で抗生剤なんてこともありましたが,風邪ではほとんどがウイルス性であり抗生剤が効かない,つまり抗生剤を使用しなくても自然に軽快するため,現在は使用が推奨されていません。さらに,抗生剤により腸内環境がくずれるため,より免疫がおちたり,クロストリディオイデス腸炎(CDI)になって下痢がとまらなかったり時に血便や高熱を発症する危険も伴っています。実際に当院にもCDIで治療をされている患者さんが少なからず認められます。 また使用する抗生剤も広域スペクトラム(なんにでもきく)の抗生剤は極力使用せず,悪さをしていると予想される菌をターゲットにした抗生剤を選択していくのが主流です。細菌も我々人間と同様,学習して抗生物質に強い菌となり(耐性獲得),抗生物質が効かない菌が増えてきます。またこのまま抗生剤の濫用が続くと将来的にがんより感染症で死亡する患者数が上回ると推測されています。
    そして,眠剤・安定剤ではベンゾジアゼピン系薬剤が主流でしたが,依存性,認知症や肺炎,転倒・骨折の危険,そして耐性(だんだん効果が弱くなる)が問題となっています。たまに服用する分には問題ないようですが,毎日の服用は極力避けたいところです。ベンゾジアゼピン系は脳を強制的に眠られるために意識のみならず筋肉も睡眠に入ります。従って薬が持続している間は転倒,骨折が多かったり,金縛りのように動けなかったり,また高齢者では手の振戦の原因になってきます。昨今は脳の覚醒を抑える薬であったり,睡眠のリズムを調整する薬を試しながら,必要な場合はなるべく短時間にきれるベンゾジアゼピン系または非ベンゾジアゼピン系を用います。
    当院は消化器・内視鏡内科クリニックのため内視鏡検査・治療にも力を入れています。日本では大腸がんと診断される患者さんが増加しており,大腸がんの前段階のポリープ,特に隆起していないポリープ,そして遺伝子異常の関与が示唆される鋸歯状腺腫の診断,治療に力を入れています。当院では前処置,検査方法を工夫することにより大腸ポリープの発見率,治療は約50%です。つまり検査をうけられた二人に一人は大腸ポリープがみつかっています。また,まだまだ周知が少ない好酸球性胃腸炎の診断・治療にも取り組んでいます。
    内科としては,必要に応じて緊急採血を行い抗生剤の必要性を吟味しながら,漢方を含め極力副作用,将来的に影響が少ない薬剤を選択しながら,疾患の一次予防,二次予防を吟味しての診断治療を心掛けております。

    1999年に旭川医大を卒業後、旭川厚生病院、旭川医科大学で消化器内科の専門を学び、遠軽厚生病院、釧路市医師会病院、名寄市立総合病院で地域医療、一般内科を研修してきました。また釧路市医師会病院、札幌東徳洲会病院では多数の救急医療に携わり、琴似ロイヤル病院、名寄市立総合病院では消化器内科の立ち上げ、再編に関わらせていただきました。専門は消化管、特に内視鏡に従事してきており、拡大内視鏡はADE(advanced endoscopy 特殊内視鏡)といった診断学から、従来のポリペクトミーまで幅広く行い、旭川医科大学では潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患の診療も行ってきました。

    所属学会認定医

    日本消化器病学会専門医
    日本消化器内視鏡学会専門医
    日本内科学会認定内科医
    (2017年3月現在)

    1999年4月旭川医科大学 第三内科
    2000年4月遠軽厚生病院 内科
    2001年4月旭川厚生病院 消化器内科
    2003年4月釧路市医師会病院 消化器内科
    2005年4月旭川医科大学消化器・血液腫瘍制御内科学 第三内科
    2007年11月釧路医師会病院 消化器内科
    2009年2月遠軽厚生病院 内科
    2010年4月琴似ロイヤル病院 消化器病センター
    2012年4月名寄市立総合病院 消化器内科
    2013年4月札幌東徳洲会病院 消化器センター
    2017年4月栄町消化器・内視鏡内科クリニック開業

    栄町消化器・内視鏡内科クリニック

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