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    院長の独り言98(便秘)

    2017年10月26日
    By sakaemachi-staff
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    みなさんおはようございます!!

     

    札幌市は東区にある栄町消化器・内視鏡内科クリニック 院長の独り言です。

     

    4月からはじめたこの「院長の独り言」もまもなく100回になろうとしています。

     

    ブログ初心者の私がまさかここまで続くとは思っていませんでしたが,タイトルに院長の独り言でないものも含めると100回以上更新していることになります。

     

    さて,我が広島東洋カープ,残念でした。

     

    というより何故2回しかテレビ放送がないのだ!!

     

    試合後いろいろな評論家がコメントを残しているが,戦いをみているとシーズン中の広島は全くなりを潜めていたな,と思います。また今後つぶやいていくと思います。

     

    さて,炎症性腸疾患の潰瘍性大腸炎についてつぶやいてきましたが,次はクローン病・・・・

     

    の前に一つお知らせ!!

     

    以前にもつぶやいた「便秘」

     

    今月やっと慢性便秘症診療ガイドラインが刊行されました。

    どーん!!

     

    これがガイドラインです。

     

    数十年便秘についての治療指針はなかったのがやっと形になりました。

     

    まず便秘の定義が大きくかわりました。あ,あまり大きくないか・・・。

     

    実際患者さんが便秘と思っているものすべてが便秘の定義にはならないと大々的に記載されました。

     

    抜粋します。

    「便秘」とは「症状名」でもなければ「疾患名」でもなく,「排便回数や排便量が少ないために糞便が大腸内に滞った状態」または「直腸内にある糞便を快適に排出できない状態」を表す「状態名」である。

     

    つまり,便がたまっている状態でないと便秘にはならないのです。

     

    当院も消化器内科のため便がでないとご来院される患者さんが多いですが,実は食物繊維の摂取が少ないために便自体がなく便がでない,便秘と訴えられる患者さんも少なくありません。

     

    しかも他の病院にかかっているが便秘がよくならないとされる患者さんが多いのですが,処方内容をみると刺激性の下剤の上乗せになっていて,この下剤が便意になっていることがよくみられます。

     

    また残便感を訴える患者の中には便に固執していることも多く,過度にふんばったり頻回にトイレに通ってしまう状態があり,こちらは排便強迫神経症と別の病態になり,治療法が異なります。

     

    また排便体勢(便をうまく出す体勢)もありますので,便通異常にお悩みの方は是非ご相談にいらしてください。

     

    続く・・・

     

    かも

     

     

     

     

     

     

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