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    院長の独り言71(幕末)

    2017年9月2日
    By sakaemachi-staff
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    こんばんは! 今日は久しぶりに夜の更新です。

    診療終了,消化器病学会ならびに消化器内視鏡学会の北海道地方会があったため,コンベンションセンターに行ってました。

    久しぶりに旭川医大の先生方や東徳洲会で研修をしていた先生,名寄で一緒に働いていた先生方にも会うことができ,短い時間でしたが,有意義な時を過ごさせてもらいました。みんなありがとう!

     

    さて,今日は土日なので久しぶりに院長の趣味・・・。

     

    またか,といわないで。。。。。

     

    タイトルにもあげましたが,そう幕末。

     

    大好物です!!!

     

    尊王攘夷(天皇を敬って異国を打ち払おう)がさけばれていた時代。古いものを守ろうとする側,古いものを壊して新しいものを造ろうとする側,それぞれの思いがぶつかる時代です。

     

    まずオーソドックスに「幕末」。これは幕臣から幕臣の兵をごっそりいただいて尊王の志士としてしまった清河八郎から新選組,長州藩桂小五郎まで幅広く書かれている司馬遼太郎さんの本。

     

    ↑そして「最後の将軍」ご存知水戸藩徳川慶喜の立場からみた幕末。

    ↑タイトルは「酔って候」だが,内容は短編のまとめになっていて,その中でも多くは公武合体(公家と武家をなかよくさせよう)派の土佐藩山内容堂のお話。

    ↑昔NHK大河ドラマにもなった「翔ぶが如く」。尊王攘夷から倒幕へとむかう薩摩藩西郷隆盛と大久保利通を中心としたお話。江戸時代が幕をあけるに至った関ヶ原の戦いにやぶれた西軍の島津家が,倒幕するお話。そして西郷と大久保が意見の違いで西南戦争になっていまう,いきさつが描かれている。特に田原坂での動向がよく描かれている。

    ↑そして薩摩と呼応して倒幕側の中心となった長州藩の激動(本当にこれほど激動した藩はないでしょう)を吉田寅次郎(松陰)の妹目線で描かれた「花燃ゆ」これも大河ドラマになった。珍しく司馬遼太郎ではない・・・。

    しかもすみません,まだ最後までよみきれてない・・・。

    ↑そしてこれもめずらしく司馬遼太郎ではない「志士」。帯広に出張に行って際に持参した本を読み切ってしまい,駅前の本屋で購入。前述「花燃ゆ」と登場人物は一緒。吉田松陰の獄中話から弟子である高杉晋作,伊藤博文などを中心に描かれている。

    ↑そしてまた司馬遼太郎にもどって「十一番目の志士」。これも長州藩,特に高杉晋作を中心とした話で,主人公は天堂晋助。奇兵隊のはじめ裏方で倒幕にあけくれた志士のお話。

     

    ↑最後は「花神」。長州藩大村益次郎の一生を描いたお話。医師の子として生まれた大村益次郎こと村田蔵六が緒方洪庵の適塾から福沢諭吉など思想家との交流を深めていく話しで倒幕だが,戦争とはすこし離れた観点から倒幕が描かれている。

     

    いままでは倒幕側を中心にした志士の考えや行動のお話。

    対して古いものを守ろうとした側のお話。

     

    ↑まず「峠」以前のブログでも書いたが,新潟県長岡藩の河井継之助にまつわるお話。薩長土肥に対して旧式武器しかもたない幕府軍の中にあって,借金を返済し,しかも最新のガトリング砲まで手に入れ,唯一といってもいいほど討幕軍を苦しめたが,周りの藩や城がどんどん落とされ,結局敗北に至ってしまう。ちなみに上・中・下3巻です。

     

    ↑そして幕府軍の王道,新選組を舞台とした「燃えよ剣」小さな町道場から名前をあげようと近藤勇,北海道で終焉を迎えた土方歳三とそれを取り囲む浪士たちのお話。こちらは倒幕側と違い,古い規律でまとめあげようとする新選組の厳しさが伝わってくる。

     

    これ以外にも「人斬り以蔵」といって暗殺者の立場からの幕末を描いたものもある。

     

    あらためてカメラで写真に納めていたら,こんなに幕末をよんでいたんだなと実感しました。

    幕末を実感してみたい方,まずお勧めは「燃えよ剣」からでしょうか?知った名前もでてくると思います。

    上級者には倒幕の裏を描いた「十一番目の志士」や「花神」が新しい発見があっていいかなと思います。

     

    幕末好きな方お待ちしています。

     

     

     

     

     

     

     

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