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    院長の独り言59

    2017年8月9日
    By sakaemachi-staff
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    みなさんおはようございます!!

    札幌市東区にある栄町消化器・内視鏡内科クリニック 院長の独り言です。

     

    いやぁ,暑いですね。いよいよ夏の甲子園の開幕し,こちらも熱い日が続きます。

     

    そして1945年今から72年前の今日は長崎に原爆「ファットマン」が投下された日だ。

    とある国ではいまだに核兵器を一生懸命作っている。経済制裁が始まったがこれからどうなっていくんだろう。

     

    1939年に建設された長崎のグラバー邸。ハートの石をみつけるのも観光スポットになっています(いったことないけど・・・)。

     

    昭和の時代の話だ。最近は外来や医療スタッフにも平成生まれが増えてきた。小渕官房長官のたいらなるで「平成」です。と青バックの画面で年号を発表されたことは昨日のように覚えている。日本の来年年号はどうなるんだろう。天皇の生前退位はもう,決定なのかな?

    その後さっぱりニュースが飛び込んでいない。

     

    栄町消化器・内視鏡内科クリニックでは患者さんの生年月日は年号が変わる可能性を考えて,西暦表示にしています。

     

    さて,最近のニュースといえば,青森県の健診見逃しがなんと40%にもなるという衝撃的なニュースを皆さん耳にしたでしょうか?

    乳がんは20-35%の見逃しがいわれているが,胃がん,大腸がんの見逃しの報告は少ない。

    一般に胃がんではバリウム検査,大腸がんは便潜血だが,いずれも進行がんをターゲットにした検査となっている。

     

    あくまで健診ではがんの死亡率を下げることが目的なので,早期がんは見逃しにはいれられない。

    青森の調査では市町村が限られていること,経過観察期間が短いこと,見逃しがんの情報不足などから,厚生労働省が意見書を提出している。

     

    ここは難しいところだが,一般市民の方はどう解釈をされているのだろう。

    少なくとも「健診で問題ないから大丈夫ということは決してない」ことは理解しておかなければならない。

    国の方針としては胃がんでも手術で治ればよし,大腸がんも進行がんで手術して治れば問題なしの方針である。

     

    決して早期がんや大腸ポリープをみつけるための健診ではないことは理解しておいた方がよいと思う。

    症状がある場合や,ピロリの除菌後,大腸ポリープ治療後やがんの危険が高い方,早期に治療を希望される方は,検診ではなく,病院でしっかり検査を受けた方がいいでしょう。

     

    現在は日本人の2人に1人ががんを発症,3人に1人ががんで命を落とす時代なので,自分の身は自分で守らないといけないのかもしれない。

     

     

     

     

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