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    院長の独り言57

    2017年8月5日
    By sakaemachi-staff
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    おはようございます!! 札幌市は東区にある栄町消化器・内視鏡内科クリニック 院長の独り言です。

    いよいよ甲子園の組み合わせも決まり,今年は初戦から強豪校同士のぶつかりあいです。

     

    そして滝川西高校が選手宣誓!! がんばってください。

     

    さて,当院では栄町消化器・内視鏡内科クリニックと名前の通り内視鏡検査に力を入れております。

     

    上部内視鏡検査 (胃カメラ)は鼻からの経鼻内視鏡と,口からの経口内視鏡を選択することができ,経鼻内視鏡では鎮静をしませんが,経口内視鏡は鎮静剤(ちょっとぼーっとする程度が適量)の使用も可能です。

     

    また,下部内視鏡検査(大腸)でも鎮静剤の使用と,ご希望に応じポリープ切除を行っております。

     

    鎮静剤はミダゾラムまたはジアゼパムを使用しておりますが,ベンゾジアゼピン系といって睡眠導入剤になります。

     

    今月も大阪 堺市で,若者がこの睡眠導入剤を服用して車の運転をし,交通事故を起こして逮捕されています。

     

    またとある芸能人も,眠剤を服用して車を運転し,道路わきで眠っていたという報道もされ,注目となりました。

     

    極力短時間できれる鎮静剤と,投与量も多くはありませんが,自分では大丈夫と思っていても,体内に残っています。終日車の運転は決してしないでください。またお車でお越しになられた場合は鎮静剤の使用はできかねますので再度お願いです。

     

    最近はこの不眠,睡眠導入剤もいろいろ種類があり,命の危険や骨折のおそれ,そして認知症が懸念されております。

    特に高齢者では夜間せん妄(徘徊)手の振え,倦怠感(だるさ)の一因となっていることもあります。

    また長期に服用すると効果が減弱して,また眠れなくなってきます。

     

    欧米では発売禁止となった薬剤もあります。イギリスでは生涯でこの睡眠導入剤はおよそ2か月分しか処方されません。

    昨今は睡眠の質やリズムを改善する薬剤が主流になってきていますが,今までの睡眠導入剤よりは,ぐっすり感は落ちてしまうことが多いです。

    日中のだるさは改善したという声も聴かれ,副作用は少ないのかなというイメージです。

     

    内視鏡に関しての鎮静,や不眠に関して,現在の内服をかえてみたい,服用してみたいという方はご相談にいらしてください。

    9月2日13:00から「ピロリと胃癌」の勉強会を開催します。終了後,不眠,血圧など些細なことに関しても質問の時間を設けておりますので,疑問をお持ちの方は是非,いらしてください。無料となっております。

     

     

     

     

     

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