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    院長の独り言26

    2017年6月5日
    By sakaemachi-staff
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    皆さんこんにちは。札幌市東区にある栄町消化器・内視鏡内科クリニック 院長の佐藤 龍です。

     

    今日の札幌は気温はあまりあがりませんが,良い天気ですね。

    最近の札幌は土日雨,平日快晴となっております。

    そろそろ本州でも梅雨入り本番となってきましたので,北海道もぐずついた天候が増えてくるかもしれません。

     

    さて,今までは食道や胃,大腸の良性疾患のお話をしてきました。

    今日は大腸がんについてぶつぶつ つぶやきたいと思います。

     

    昨今は食事の欧米化により市内を歩いていても至る所にファーストフードのお店が見受けられます。

    食事も偏食の方をみうけることも少なくありません。

    お肉が多く根菜類や野菜,果物が少ないという方も・・・。

     

    最近は大腸がんになりやすい人がわかってきまして,昨日もNHKで大腸がんの特集をしていました。

    概ね大腸がんは40歳から増加してきます。

    アルコール,喫煙,赤肉,男性の糖尿病があると大腸がんが多いというデータがあります。

    中でもアルコールは1日2合以上摂取されると2倍近く大腸がんがあるという報告もあります。

    さらに適度な運動と食物繊維摂取は大腸がんの予防につながっているといわれていますので,逆に運動をしない,食物繊維が少ない方はより大腸がんになりやすいので注意が必要です。

     

    大腸がんは進行がんでも症状がでないことが多いですので,定期的な検査が必要です。

    40歳以上の方は便潜血の検査をうけることが推奨されます。

    しかし最近は若年者でも大腸がんやポリープがみつかることがありますので,上記にあてはまる,また家族に大腸がんの方がいるなどご心配のある方は一度検査をうけているのもいいかもしれません。

    そして,健診で1回でも便潜血陽性であれば必ず大腸内視鏡検査をうけてください。

    大腸がんは毎回出血しているわけではないので一度でも陽性であれば検査が必要です。また今はひとの血液に反応する試薬を用いているので,お肉を食べすぎたから・・・ということはありませんので・・・。

    最後に大腸がんにならないようにするためには,大腸がんになりやすい生活を回避すればよいのです。

     

    適度な運動 禁煙 節酒 食事の見直し始めてみませんか?

    大腸がんの原因は多くがポリープのがん化といわれています大腸ポリープについてはまた後日つぶやきたいと思います。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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