みなさんおはようございます。
札幌市は東区にある栄町消化器・内視鏡内科クリニックです。
本日の札幌は快晴ですね。
GW明けから1週間が経過し,長期の休暇だったかたも少しずつ体が慣れてきた頃でしょうか?
さて,昨今は自動車事故のニュースが多くみられます。
高齢者の事故,前方不注意による事故,バスの転落,暴走など。
そして飲酒運転がらみの事故も耳にします。
本人だけが自損するなら,まだしも全く罪のない人々がもらい事故で命をおとしたり,けがを負ったり,いたたまれないですね。
さて,内視鏡検査を扱うわれわれ,そして検査をうける方々もまた通院されている方々も処方内容によっては決して他人事ではありません。
昨今は鎮静剤を用いた内視鏡検査が欧米にならって増加しています。
当院でも30分から1時間で覚醒するタイプの鎮静剤を用いていますが,決して1時間で体内からすべて排泄されたわけではなく,翌日まではぼーっとしたり,以前は自宅に戻られてから呼吸停止したという症例も経験しています。
つまり一見正常になったかのようにみえても時間がたってから判断が鈍くなる可能性があるのです。
従って当院では鎮静剤を用いた検査を受けられた方は1日車の運転やお仕事をお休みしていただくことを前提としています。
もし,鎮静剤を使って帰りに事故をおこしたり,仕事でトラブルやけがをおったら・・・それこそ問題です。
また自分は大丈夫でもけがをおわせてしまったら,その後贖罪の念につよくかられてしまいます。
鎮静剤を用いた検査はアルコールと同じと考えてもらってもいいかと思います。
「乗るなら寝るな,寝るなら乗るな」ですね。
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