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    院長の独り言150 大腸がん検診2

    2018年2月7日
    By sakaemachi-staff
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    みなさんこんにちは!!

    札幌市は東区にある栄町消化器・内視鏡内科クリニック 院長の独り言です。

     

    気づけばぶつぶつつぶやいている院長の独り言もとうとう150回まで来てしまいました。

     

    今日も乾燥が著しいようです。火の元注意! インフルエンザ注意!です。

     

    前回に引き続き大腸がん検診について・・・

     

    大腸がん検診には国で推奨されているのは「便潜血検査免疫法」のみです。

     

    二日便を採取するのですが,今日はその採取の注意点について。

     

    みなさんはいつ検査をして,いつ提出していますか?

     

    実は常温で便を保存しておくと,腸内細菌によって分解され,血液がでていても陰性になってしまう可能性があるんです。

     

    従って,便を採取したら低温で保存が必要です・・・かといって便を冷蔵庫に入れるなんてできませんよね。

     

    自宅の中が一番温度が低くなる場所,例えば玄関などで保存しておくとよいでしょう。

    決して室内で保存しないように・・・。

     

    そしてできるだけ早く提出することが重要です。3日以上空いてしまうとこれもまた折角検査したのに,正しい検査結果が得られなくなる可能性があります。

     

    十分注意してくださいね。

     

    そして,前回もお話した便潜血検査2日提出だけでは陰性の進行がん,早期がんが結構隠れている可能性があります。

    また癌になる前に治療をしたいという場合は便潜血よりほかの検査の方がいいでしょう。

     

    その場合は「任意型検診」といって,自分で健康診断をうけるまたは便秘や下痢,腹痛などがあれば,検診ではなく医療機関を受診して検査をされる方がよいでしょう。

     

    また,自分で健康診断を受けた場合は人間ドックや職場の検診があてはまりますが,全額自費(医療費の10割負担)となるので注意してください。従って多くの検診では大腸ポリープ切除はできないことが多いので,注意が必要です。

     

    当院では内視鏡による大腸がん検診も通常のポリープ切除準備をした内視鏡も行っております。

    お困りの方,是非ご相談にいらしてください。

     

    今月の一枚です。 富士山の望める冬景色!!

     

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