みなさんおはようございます。
札幌市は東区にある栄町消化器・内視鏡内科クリニック令和のつぶやきです。
昨日は今年度初のWeb講演会でした。
初めてのお昼休みの講演でした。
GERD診療のこれからというタイトルで30分逆流性食道炎の治療方針、基本となるPPIとPcabの使い分けを前半に、そして後半はGERDと思っていたら実はGERDでなかった落とし穴ということで鑑別疾患について30分講演させていただきました。
逆流性食道炎は内視鏡で重症かどうかが一つ治療方針で大きくわかれてきます。
患者さんの訴える強さと内視鏡での重症度は必ずしも比例せず、症状が軽いからと途中で内服を中断してしまうと、出血や狭窄、そしてバレット食道、癌への移行も懸念されるため、一度は内視鏡検査をお勧めします。
また合併症が怖いからと強い制酸剤を長期に服用すると弊害もでてくることもあるので、内視鏡所見と症状に照らし合わせて制酸剤の強さも調整します。
たかが胸やけですが、労働生産性もおちるというデータもあり、また逆流性食道炎と思っていたら実は違う疾患だったということもあるので、ご心配な方は一度専門医にご相談ください。
最近のコメント