みなさんこんにちは!!
札幌市は東区にある栄町消化器・内視鏡内科クリニックです。
早いもので9月も下旬です。プロ野球も終盤を迎え,わが広島カープはマジック1としてから二日間持ち越しです。
9月は負け越しており,プレーオフも心配です。
さて,三大成人病,糖尿病,高血圧,脂質異常とならんで,実は多いのが高尿酸血症!!
検診でもよく異常を指摘されている方も少なくありません。
最近は尿酸が高く再検査となり受診される方も増えてきており,
Q 尿酸が高いってどういうことですか? と質問を受けます。
糖尿病や高血圧,脂質異常は放置しておくと,心血管イベント(脳梗塞や脳溢血,心筋梗塞など)を引き起こす危険があることは認知されてきているようですが,意外と知られていない高尿酸血症です。
みなさん「痛風」「脚気」は耳にしたことがあるかと思います。
一説によると戦国時代や江戸,明治時代のお偉いさん方の死因でよく聞くのがこの「痛風脚気」です。
プリン体が高尿酸血症の大きな原因となっていますが,このプリン体を過剰に摂取すると高尿酸血症になります。
そして高い状態が続くと,特に急激に上昇した場合には「痛風」といって多くは足の親指のつけねが赤く腫れあがり,病気の名前の由来にもなっている,風が吹いても痛い状態になり,歩行すら困難となります。
そして長く尿酸が高い状態がつづくと心臓の機能が衰えてしまい,死亡原因となるといわれていました。
今現在は医療が発達しているのでここまでいくことは少ないですが,他にも尿酸が高いと多くは腎臓から排泄されるために,腎結石や尿管結石ができやすくなります。
つまり尿酸が高いと痛いことだらけなんですね。
ちなみに痛風になると足はこんな感じで腫れてしまい熱をもちます。
尿酸が高いといわれた,痛いことは嫌だという方はご相談にいらしてください。
治療の基準も少しずつ言われ始めています。
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