みなさんおはようございます!!
札幌市は東区にある栄町消化器・内視鏡内科クリニック 院長の独り言です。
昨晩は札幌市東区の自立支援センターで火事があり多くの方がお亡くなりになりました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
冬場は乾燥が著しいため,火災が多いです。
くれぐれも火の元にはお気をつけください。
さて,今日から2018年も2月に突入しました。あっという間の1か月でした。
昨日は水曜日のためクリニックは午前中で診療を終了し,お昼から恒例の勉強会を開催しました。
クローン病について。
めずらしく受付からの展望です。
以前潰瘍性大腸炎で新しい注腸(ブデソニド)のお話をしました。
今回はその飲み薬について,2年前に改定されたクローン病のガイドラインにも軽症から中等症の患者さんに推奨されています。日本では最近はあまりクローン病にステロイドは使用しておらず,BIO(生物学製剤)が中心でした。
ステロイドの副作用を軽減したものになるのでこれからどう広まってくるのか,そして位置づけはどうなるのか,が検討課題ですね。
クローン病は放置されて,重篤になると腸に穴があいてしまったり,免疫を司る腸が短くなっていきますので,軽症のうちから治療を継続することが重要です。
しかも若い方に多く,食の欧米化,ヘリコの減少とともに増加している病気です。
下痢,腹痛,体重減少,そして痔ろうがある場合は積極的な検査が必要かもしれません。
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