みなさんおはようございます!!
札幌市は東区にある栄町消化器・内視鏡内科クリニック 院長の独り言です。
いやぁ,書き出しをいろいろ模索してみますが,やはりこれが一番落ち着きます。すみません。
今年も残すところ2か月ちょっとになりましたね。
選挙のニュースに隠れて,天皇の生前退位は2019年3月末検討と久しぶりに報道されました。
来年2018年はいいとして,2019年のカレンダーどうなるんでしょう?
全て西暦記載のものですかね。
現天皇誕生日はどうなるのかな?2019年から平日にかわるんだろうか?
こっちは興味がつきません。
さて,昨日はまたまた行って参りました。
京王プラザホテルです。ここ最近こまめに出入りしています。
って,一回は日にちを間違えただけですけどね。
今日はやっているかな,そんな不安からエスカレータをまた写真とってしまった。
ありました!!!
私の医者人生でものすごくお世話になり,多大な影響をうけた渡先生の講演会。
渡先生とは大学,そして一緒に釧路までついていった尊敬する先生。
タイトルは「除菌で胃癌の発症を抑制できる胃粘膜とできない胃粘膜」。
除菌をしたら何が抑制されたのか分子レベルでのお話。
みなさんもピロリ菌の除菌はよく耳にしているし,最近は除菌をしたからといって胃がんにならないわけではないということをご存知の方も多いと思いますし,私もブログで何回かつぶやいてきました。
驚きのことに40代までに除菌をするとかなり発癌の抑制をできますが,それ以上の高齢者では除菌をしてもあまり胃がんの抑制には大きく貢献していないようです。
どうも腸上皮化生にまで進んだピロリ胃炎では抑制が難しいようです。
かといってピロリがいるままだと,特に高齢者では潰瘍のリスクは高まるため,除菌をしないという推奨にはなりませんが,除菌をしたからといって安心とはいかないようです。
ピロリの治療をされた方は,定期的な内視鏡検査が推奨です。
そして,土山先生の講演ではその胃がんの拾い上げから診断まで。
通常の観察も重要ですが,やはり発見にはNBIやBLI,LCIといったレーザー観察が貢献するようです。
病変の発見には内視鏡医のみつける技術と機械の進歩が必要だなと改めて実感した一日でした。
終了後夏,東京の講演会でお話して以来久しぶりに恩師を楽しい懇親会を過ごさせていただきました。
栄町消化器・内視鏡内科クリニックでは得た知識を少しでも通院される患者さんに利益がもたらされるよう,努力していきます。
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