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    院長の独り言88

    2017年10月6日
    By sakaemachi-staff
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    みなさんおはようございます!!

    札幌市は東区にある栄町消化器・内視鏡内科クリニック 院長の独り言です。

     

    寒いですね,と乾燥してますね。

     

    栄町消化器・内視鏡内科クリニックでも,湿度計をみると乾燥注意になっているので,今週から加湿器が稼働しました。

    乾燥してくると火事がひろがりやすいので注意ですね。先日も中央区で大変な火事がありました。

     

    決して他人ごとではないので,火の元にはご用心!!!

     

    さて,肝臓シリーズで最近はつぶやいていますが,最後は脂肪肝(NASH non-alcoholic steat hepatisis)です。

    肝障害ではもっともポピュラーで多いですね。

    過剰に摂取された,脂質や糖質は肝臓で貯蓄されるわけですが,過剰すぎると肝細胞の中に空砲(バルーン化)をつくります。

    超音波検査では脂肪は白く描出されるので,肝臓に脂肪が貯蓄してくると白くなり,腎臓とのコントラストが明瞭になります。

     

    たかが脂肪肝なんですが,最近は生活習慣病の増加とともに,増えており,油断しているとアルコールと同様,慢性肝炎→肝硬変へたどりついてしまいます。

    肝硬変になると肝がんができるわけですが,みつかりにくいのと比較的進行が速いこともあり決して油断できません。

     

    治療はいわずもがなダイエットに限ります。

     

    といっても絶食ダイエットだけでは,体がエネルギーの危機に瀕していると感じると栄養価の高い脂肪で貯蓄しようとするのでよろしくありません。

    やはり適度な運動が必要です。

     

    脂肪肝の場合は体重と平行して肝機能の変動がみられることも多く,体重を目安にされるといいでしょう。

     

    また,ただ闇雲にダイエットといっても人間簡単には続きませんよね。小さい目標(月-500gから-1kgで十分)をこつこつとクリアしていくことが重要です。決して月4-5kg痩せようと思っても,意外とリバウンドが多いので(芸能人でも多いですよね,リバウンド),根気が必要です。

     

    それでも肝機能が3桁以上ある場合は,必要に応じて肝臓を守る薬や,運動,食事とともにエネルギー消費をあげてくれる漢方の併用なんかもあります。

    加えて生活習慣病を伴っていることも多いので,あわせて経過をみることが重要ですね。

     

    肝機能について長々とつぶやいてきました。心当たりのある方,検診で異常を指摘された方,何とかしたい方は是非ご相談にいらしてください。

     

    さて,最近は食事を保存してくれる冷蔵庫。うちの冷蔵庫もとうとう老朽化,扉をあけるとプラスチックがわれ,コードがむき出し,隙間からは冷気がもれてくる状態・・・。15年9回の引っ越しにつきあってくれた冷蔵庫ですが,とうとう買い替えました。

    なんと鏡張りです。時代はかわりましたね~。

     

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