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    院長の独り言77

    2017年9月14日
    By sakaemachi-staff
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    みなさんおはようございます!!

    札幌市は東区にある栄町消化器・内視鏡内科クリニック 院長の勝手な独り言です。

     

    最近の札幌はいい天候に恵まれませんね。

     

    同じ札幌でも地域で天候が違うようです。

     

    昨日タクシーの運転手の方が,今北区の篠路からきたけど大雨でひどかったと,その時東区は雨は降っておらず地面も半分渇いていたので,ゲリラ豪雨だったのですかね。

     

    と,いうことで昨日は先週に引き続き??京王プラザホテルへGo!

    エスカレーターで2Fへ。先週は真っ暗だった・・・。

    2Fにあがるとちゃんと受付をしていました。栄町消化器・内視鏡内科・・・と名前を記述し,講演の拝聴。

    今回は昨今話題の腸内フローラのお話とGERD治療のバランスのお話。

     

     

    便移植って聞いたことあります?

     

     

    健常の人の便をこして,病気の人の腸内に植え付けるんですけど,最近話題の治療。

    クロストリジウム(CD)腸炎では有効性が多く報告されています。

     

    便移植自体のお話も勉強になったのですが,一番ためになったのは,便移植の前に抗生物質を2週間服用して,腸内細菌を測定すると,バクテロイデス属の腸内細菌がほぼいなくなっていて,腸内細菌自体もすごくすくなっていたということ。

     

    このバクテロイデス属はクロストリジウムを抑える働きもあるので,少なくなるとCD腸炎になりやすいことが証明されました。

     

    やはり抗生剤をむやみに服用はしないほうがいいなと実感・・・。しかも使用する抗生剤の選択も重要ですね。

     

    以前は効かないから違うのにしましょうという傾向が多かったが,長期間の服用が必要になるとより腸内細菌が減ってしまうのは明らかなので,適切な抗生物質の選択とそのために適切な診断が必要だなと改めて学びました。

     

    かぜといって処方された内容を再度見直してみてはどうでしょうか?

     

    帰り道・・・・

     

     

     

     

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