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    2024

    ※2023年度(2023年4月1日~2024年3月31日まで)
       ・上部内視鏡検査:1357件(経口内視鏡検査167件、鎮静上内視鏡検査459件、経鼻内視鏡検査731件)
       ・下部内視鏡検査:436件
       ・大腸ポリペクトミー:377件(コールド307件、ホット35件、UEMR31件、留置スネア使用4件)
       ・内視鏡的止血術:10件(上部3件、下部7件)
       ・アニサキス除去術:8件

     開院して8年目になりました。内視鏡検査の件数は毎年増加していたのですが、今年は昨年より約70件ほど減少しています。内視鏡検査はコロナに罹患した場合、解除後2週間~1か月程度経過してからの検査となります。
    発熱、風邪症状がある場合でも延期しなければならないため、コロナの影響により件数が減ってしまいましたが、最近はコロナが減少傾向にあるため、今年度は件数が戻ってくるのではないかと思われます。
    大腸内視鏡検査では2022年頃から新しい洗腸剤サルプレップを取り入れ、モビプレップとサルプレップの2種類をどちらか選択してもらっています。
    昨年8月、函館で内視鏡技師研究会が行われ、大腸内視鏡検査の前処置について発表してきました。
    新薬、サルプレップについて服用量、排便回数、腸管洗浄度、味の感想などについて調査を行いました。
    その結果を簡単に報告します。 服用量は600ml~840ml、排便回数は11~20回できれいになることが多かったです。洗腸度は85%の症例で残渣がほとんど見られず検査に支障をきたさなかったです。
    味の感想は、甘い、苦い、しょっぱい、すっぱい、味が濃い、後味が悪い、においが嫌などさまざまな意見が多かったです。今後も色々な意見を聞かせていただき、今後の大腸内視鏡検査を安全・安楽に行えるようにしていきたいと思います。

    主任からのご挨拶

     潰瘍性大腸炎とは、大腸の粘膜に炎症がおこることにより、下痢や腹痛、血便(便に血が混ざる)などの症状が現れる病気のことです。当院では、40-50名の患者様が通院されています。治療は主に食事・薬物療法です。薬物療法では大腸の炎症を鎮めたり、過剰な免疫のはたらきを抑えたりする薬を使用します。再発を繰り返しやすいため、症状が良くなったあとも、薬物療法を継続します。
    当院では内服治療、坐剤、注腸(ご自分で行う)まで行っています。
    注射や点滴などの生物学的製剤については必要な場合、転院されて治療しています。
    今回は注腸についてご紹介したいと思います。注腸フォーム(レクタブル)は、活動期に使用するお薬で粘膜の炎症を抑え、痛みや下痢、血便などの症状の改善を目指します。痛みや下痢、血便などの症状の改善を目指します。お尻から入れるお薬で有効成分が柔らかい泡状になり、腸内に広がります。そのため、もれにくく、直腸~S状結腸あたりまでの患部に長くとどまり抗炎症効果を発揮します。「ブデソニド」という有効成分を含有していて、抗炎症作用を有する副腎皮質ステロイド剤の一種です。ブデソニドは局所で作用を発揮した後、肝臓ですぐに分解されるため、全身へ移行する割合が低いという特徴があります。パンフレッドや実際の薬を使って、泡の出し方、注意事項などひとりひとり説明しています。
    普段から下痢が続いている、血便が出るなど気になる症状がありましたら、ご相談下さい。

    栄町消化器・内視鏡内科クリニック

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