みなさんおはようございます。
札幌市は東区にある栄町消化器・内視鏡内科クリニック 令和のつぶやきです。
とうとう2020年も11月に突入! 予想はされていましたが,寒くなってきたとともにCOVID-19が増えてきました。昨日は北海道知事と札幌市長が会談,会見を行いましたが,まだ具体的な対策は打ち出されていません。ふえた→対策→2週間はたかめという状況になるので早めの対策を打ち出してほしいですね。
一方で海の向こうでは大統領選挙が大接戦!!日本経済にも大きな影響をあたえるので気になりますね。
さて,そんな中先週も記載しましたが,昨日はWEB講演を再び行ってきました。
タイトルは「薬剤性潰瘍の古今東西」,今回は帯広だけでなく北海道全体に配信されています。
今回はクリニックではありません。
上部消化管出血はひと昔前は多くがピロリ菌によるものでしたが,2000年代後半から薬剤潰瘍の割合が増加しており,昨今は最も多くなっています。
出血をきたすと止血処置が必要な場合,入院が必要になる場合が多いです。コロナが増えている今極力入院しないためには予防が重要です。
痛み止めや,心臓や脳血管疾患,川崎病などで用いられる低用量アスピリン,そしてみなさんもお気付きかもしれませんが,市販薬にも出血をきたす可能性のあるアスピリン配合錠や湿布もあります。
市販薬だからといって決して安心とはいえませんので,現在服用している内服との組み合わせによっては潰瘍の確立が60倍にまで上昇するので注意です。
危険性や対応にも従事しておりますので,ご心配な方はご相談にいらしてください。
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