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    院長の独り言83

    2017年9月26日
    By sakaemachi-staff
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    みなさんおはようございます。

     

    札幌市は東区にある栄町消化器・内視鏡内科クリニック 院長の独り言です。

     

    昨日は先週末とは打って変わり,快晴でしたね。

    半袖で来院される患者さんもいらっしゃいました。

     

    とはいえ今週末の札幌は最高気温が20度以下との週間予報もあり,寒暖差が大きいので,体調を崩されませんように。

     

    さて,今日は先週に引き続き肝障害。

     

    先週はB型肝炎とC型肝炎についてつぶやきました。

    今日は自己免疫性肝炎について。

     

    最近増えてきているようで,特に中高年の女性にみられます。

     

    ほとんどが症状はありませんが,重たくなると,倦怠感や食欲低下,黄疸がみられることもあります。

     

    自己免疫とは他の全身疾患にも用いられますが,ウイルスや細菌など外敵に対して,抵抗する勢力が誤って自分自身を攻撃してしまうことによって障害を受けてしまう疾患です。

     

    従って自己免疫性肝炎では慢性甲状腺炎やシェーグレン症候群といった他の自己免疫性疾患を合併していることもあります。

     

    診断には自己抗体(ANA)や免疫グロブリンの測定,そして肝臓の組織の検査が必要になります。

     

    確定診断が得られれば国から補助金を受けることも可能です。

     

    治療は肝機能の正常化をめざします。

    肝機能が上昇している場合はステロイドの服用や時に免疫調整剤が有効なことがあります。

     

    またエビデンスは高くはありませんが,肝庇護が有効なこともあります。

     

    いずれにしても診断あっての治療なので,肝機能異常をしてきされ,一度も検査を受けられていない方は,一度は検査を受けていただくことを推奨します。

    悪化してから診断では遅くなってしまいますので・・・。

     

    昨日は主任がくるくるでお掃除,こっそり激写!!。

    毎日クリニックをお掃除しています。

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      ALL, ブログ, 内科
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