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    院長の独り言116 内視鏡

    2017年12月1日
    By sakaemachi-staff
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    みなさんこんばんは!!!!

    札幌市は東区にある栄町消化器・内視鏡内科クリニック院長の独り言です。

     

    とうとう今日から12月,師走ですね。

    2017年もあとひと月,今年やり残したことはありませんか?

     

    また来年はまだ平成のようでとうとう平成も30年目に突入します。

     

    さて,内視鏡について過去を回顧しています。

     

    前回は旭川医大での研究,学んだことを振り返りました。

     

    医師として7年目の11月から釧路市医師会病院に二度目の勤務です。

     

    一度目の時は釧路沖地震を体験し,医局が足の踏み場もなくなっていましたが,ちょうど医師会病院自体の建て替えで,お引越しの経験もしました。ので2回目は新病院での勤務再びです。

     

    今回も釧路でも札幌と同じ医療を提供できるよう渡先生と志をもって赴任しました。

     

    ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)はもちろんのこと,小腸内視鏡からERCP(逆行性膵胆管造影),超音波内視鏡までさまざま内視鏡を行ってきました。

    また大学から引き続いて狭帯域内視鏡の臨床研究から自家蛍光内視鏡の大腸ポリープ発見寄与やAFIの読影一致率,腫瘍か非腫瘍かの診断など医師は4名でしたが,全員で協力して臨床研究を続けていました。

    ↑ AFI画像 非腫瘍 切除の必要のないポリープ 周辺粘膜と同様グリーン

     

    ↑ AFI画像 腫瘍 一般的な腺腫 周辺粘膜と比較して淡いマゼンタ色になる

    ↑ AFI画像 癌 マゼンタが強くなる

     

    後輩の指導もこのころから増え,嘉島先生がまとめてくれた上部消化管出血の内訳はいまでも講演会で引用しています。

     

    釧路時代はなんといっても学会活動が活発でした。

     

    東京の早期胃がん研究会に症例を渡先生と自分で一例ずつ提示したり(結構とりあげられるの大変です),それぞれの症例が優秀演題として,胃と腸に論文掲載したり,年2回釧路から札幌まで地方会の発表にきたり・・・

     

    症例提示や論文作成,そして学会発表は症例であっても必ず文献検索や勉強をするので,知識の底上げができます。

     

    そして,釧路市の労災病院や日赤病院,市立病院の消化器内科医が集っての読影検討会でも率先して,症例提示し,釧路市の消化器内科のレベル上げを行っていました。

     

    しかし,釧路市医師会病院の名前を売り出そうと努力していましたが,1年半で医師会病院自体がなくなってしまうことになってしまい,病院の閉院直前という非常に貴重な体験もさせてもらいました。

     

    その後は遠軽厚生病院に再び着任です。

     

    つづく

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