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    院長の独り言33

    2017年6月19日
    By sakaemachi-staff
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    おはようございます!! 今日の札幌は快晴だようです。

    栄町消化器・内視鏡内科クリニック 再び院長佐藤 龍です。

     

    スタッフのブログを楽しみにしてくださっている方々,師長のブログもみてくださったかな?

     

    6月も中盤,そろそろ夏至ですね。年のせいか朝4時に目が覚めると,すでに明るい。

    釧路市医師会時代や札幌東徳洲会病院で当直の時は,3時4時に起きていることも多く,冬は暗く,夏は日がだんだん入ってくるのを実感していたことを懐かしく思い出しました。

     

    さて,今日は前々回NST,栄養に関してぶつぶつしていました。今日は続き,といっても,少し内容は変わります。

    前々回は糖尿病や呼吸器疾患,膵炎などで食事がかわるよ,とつぶやいていましたが,肥満,ダイエット中の方,肝疾患をお持ちの方の落とし穴のお話。

     

    40年50年前と比べると男性では肥満が倍増し,今は3人に1人の成人男性が肥満という我が国です。

    当然,高血圧,脂質異常,糖尿病が増えてくるわけですが,治療の基本はお薬ではなくダイエットですよね。

    運動や食事療法が基本になってきます。また,若年女性ではダイエット志向があり以前よりBMIは減少しています。

     

    さて,皆さん,ダイエットどうしていますか?

    「運動している」,いいですね。個人差がありますが,1日30分ほどのウォーキングを2回ぐらい分がひとつの目安です。

    「食事に気をつけている」,いいですね。 ?さて,どんなことに気をつけていますか?

    まず絶食,これは決してお勧めしません。理由は腸管を使用しないと,小腸の絨毛が減少し,栄養の吸収力がおちてしまったり,また腸管は外敵に対してやっつけようとする免疫力のおよそ半分を担っているとされているので,抵抗力がおちてしまいます。さらに,脂肪を分解吸収するときの補酵素である胆汁が胆のうのいつまでも貯留されると,胆石ができやすくなります。

    じゃあ,食事は何をとったらいいの?

    当然野菜中心がいいのですが,実際に日本で長寿県となっている長野県では平均の倍近くの野菜摂取がなされているうようです。逆にもっとも寿命の短い青森県では野菜摂取が少なく,大腸がんも日本一の県ですので,野菜摂取はやはり健康のためにも重要です。ここ北海道でも大腸がん死亡が常に上位にありますので注意したいですね。

    他には「とくほ」,私も効果があるのか半年間ほど,毎日試しにやってみましたが,検診では一切変わらず。やはり「とくほ」の健康飲料だけに頼るのは,難しいなと実感しました。

    あとは,最も身近で最もやられており,コマーシャルでも盛んな「ゼロカロリー」シリーズでしょうか?

    実はこのゼロカロリーシリーズに大きな落とし穴が・・・。

    以前は砂糖のかわりにアスパルテームという人工甘味料がつかわれていましたが,有毒物質であるとされ,最近はつかわれなくなりました。今主流は「スクラロース」といわれる人工甘味料で,国からも認可されているようですが,決して安全なものではありません。

    塩素が成分に入っており,みなさんご存知の塩素系消毒は危険の塩素です。

    口から入ったスクラロースは腸管で吸収され肝臓にいきます。本当に肝臓で代謝されるのか蓄積するのかわかっていません。肝毒性の可能性がいわれています。少量では問題ないのかもしれませんが,毎日摂取し続けるとどうなるか?といった安全性は全く確立していないんですね。

    このスクラロースは子供のお菓子にもいっぱい使われているし,ヨーグルトなどの乳製品にも使われていますので,お子さんや妊婦の方も特に注意したほうがよさそうです。

     

    実際にいくつか成分記載のある食品

     とあるダイエットコーラ

     

    とあるビタミン摂取ドリンク

    意外と入っているものが多いです。

     ちゃんと入っていないものあります。

    ダイエットは成功!!でも健康を害した!!では意味がないので,皆さん摂取のしすぎには注意をしましょうね。

    「ダイエットは明日から~」のスタッフにも伝えておかなきゃ・・・。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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