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    院長の独り言8

    2017年4月26日
    By sakaemachi-staff
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    こんにちは!栄町消化器・内視鏡内科クリニック またまた院長の佐藤 龍です。

    また院長かと思われた方,近日他のスタッフのブログも始まりますので楽しみにしていてください。

    今年はまだまだ寒い日が続きます。インフルエンザの猛威もまだ落ちていないようなのでお気を付けください。

     

    さて,私は消化器内科,内視鏡内科を専門に診療をしてきました。

    GERD(ガードと呼んでください:逆流性食道炎)が増えているというのは先日のブログでもつぶやきましたが,実はGERD患者さんは消化器のみならず他の症状からみつかることも少なくありません。

    例えば胃酸が胃から食道に逆流してきたときにのどの違和感やひりひりした痛みと感じるため,耳鼻咽喉科を受診されたり,胃酸の刺激で咳がとまらないため呼吸器内科や一般内科を受診されることもあります。また最近は胃酸で胸が焼けたように感じるため患者さんによっては胸痛(胸が痛い)として循環器内科を受診されることもあり,実際に循環器内科から心臓疾患ではないためGERDかもと消化器内科に紹介されることも増えてきています。

    実際にGERDの分類として食道外症候群という分類が世界でも提唱されており,慢性の咳嗽やのどの違和感が含まれています。特に夜間寝ているときに咳がでることが多いです。

    しかし,逆流性食道炎かもと消化器内科を受診される患者さんの中には本当に喘息であったり,慢性閉塞性肺疾患(COPD)であったり心臓の病気であったりすることもあるので,消化器内科だけではなく家庭医を目指すためには他の内科疾患の知識も最低限は身につけておかないといけないと思っています。

    今日は水曜日で午前中で診療がおわるため,お昼から吸入の勉強会をしてもらいました。

    遠軽や釧路の病院では喘息患者さんを担当していましたが,しばらく消化器内科専門の病院が多かったため,スタッフ一同吸入の勉強会です。

    先日,同期の呼吸器内科の先生にも吸入器の選択を教えてもらったり,以前とは違って吸入が非常に簡単になっていることや副作用の対処法なども勉強しました。

    医療は日々進歩していることは消化器内科や内視鏡内科の分野でもものすごく実感しているので,消化器内科以外の一般内科の分野も進歩しているのは当たり前ですよね。これからは消化器内科,内視鏡内科を柱に専門性を維持した診療と患者さんが信頼できる内科一般の知識や勉強もしながら,よいよい医療を提供できたらいいなと思っています。

     

     

     

     

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